トップページイタリア語Windows CE茨木のお店リンク

Windows CE 雑感★その1


モノクロモバイルギアを購入して1年と3ヶ月。その間に多少は Windows CE をめぐる状況も変化しました。

まずは Palm OS の供与で各社からいろんな Palm 互換機が出たこと。
Windows CE の新バージョンが発表され、パームサイズのマシンが "PocketPC" という名前で発売されたこと。ついでハンドヘルドタイプの新機種も発売が予定されていること。
などなどいくつかのトピックスがありますが、中谷が個人的に一番大きな変化だと思っていることは、PocketPC 用の開発環境が無料配布になったことです( WindowsCE FAN の関連記事は→こちら)。

ちょうど1年前に書いた「Windows CE の個人的印象」「開発環境はなぜあんなにも高い」というタイトルで、「マイクロソフトが本気で Windows CE を普及させるつもりがあるなら、ただで配ってもいいのではないでしょうか」と書いたのですが、それがようやくやっと実現されたわけです。

一応 PocketPC/WindowsCE3.0 用と銘打っていますが、SDK を追加すれば従来の WindowsCE 用のソフトも作成できるようなので、俄然期待できます。
中谷は Waba というフリーの開発環境で Freecell などを作成しました。もちろんこの環境でもそのくらいのことはできるわけですが、いかんせん元々 Palm 用のものを CE にも使えるようにしたという経緯があるがために、どうしてもできないことがあれこれあるんです。すると作りたいものを思いついても、それを Waba では実現できないということが多く、自然 Waba から足が遠ざかってしまったというのが現状です(それで WindowsCE がらみのページの更新も止まってしまってました)。
Microsoft の配布する開発環境ならば、 WindowsCE でできることは全て出来るわけで(楽に出来る、とは限らない。笑)、よって上に書いた悩みもすっかり解消されるのだろうなあと嬉しくなってしまいます。

が、まだ残念ながら一つ難点があって、その開発環境は送料&手数料として $14.95 払って、アメリカから CD-ROM を送ってもらわなければならないのです!!
なぜダウンロードできるようにしないんだ! 納得いかない……
というわけでまだその環境を手に入れていません。まあ高い金額ではないので、さくっと払ってしまえばそれでしまいなんですが……どうにも気に入らないのでまだ手を出せずじまいです。
しかも! それでもまあ、ものは試し、と Microsoft の該当ページにのこのこでかけていったら、「ODBC Drivers error」とか出てページが表示されないし(大笑)。もー、サーバはちゃんと信頼できるところのを使わないと駄目だってばー。どこの奴かねえ。なになに、SQL Server?(爆笑)

ま、そんな文句はささいなことで。
Visual C++ または Visual Basic にプラス3万円出さないといけなかった以前の開発環境のことを考えれば、長足の進歩であることは間違いありません。というか、これが本来なら最初からそうあるべき姿なのであって、ようやくスタートラインについたに過ぎない、というのが正しい評価なのですが、ま、そこまで後ろ向きにとらえてもしかたないので、前を見ることにしましょう。

さて、その点ではまさしく中谷の希望がかなえられたわけですが、同じく「Windows CE の個人的印象」に書いたそのほかの希望・願望はどうなったかというと……
せっかく新バージョン WindowsCE 3.0 が発表されたのですが、現在もれ聞こえてくる情報から判断すると、相変わらずという状態でしかないようです。

まず使い物にならなかった Pocket Internet Explorer。これは IE4 相当になるということでちょっとは期待してもいいのかもしれません。
が、問題は外見じゃなくて中身なので……。多くの Web サーバから「まともなブラウザ」と見なされず、ファイルがダウンロードできなかったり、アクセスカウンタが全く表示されなかったり、BBSその他に出入りできなかったりなどといった「何百年前のブラウザやねん」という突っ込みを食らう代物でなければいいのですが(やきもき)。

添付ソフト(Pocket Office シリーズ)の出来については、まったく判断の材料がないので何とも言えず。
ただ、Pocket Excel にやはり Pocket VBA の類が実装されることはないみたいなんで、それがはなはだ残念でならない(笑)。それさえすれば、Palm 連合を一気に突き放して叩き落とすこともできると中谷は常日頃から言い立てているのですけどねえ。マジで。

しかし全ての CE 使いが等しく直面する最大の不平不満「メモリ容量が少ない」は、旧バージョンと全く同じらしいのです(溜息)。
何が腹立たしいって、最大メモリ搭載量がたかだか 32MB であることと、そして仮に 32MB 積んだとしても、ユーザが使えるのは半分の 16MB までで、残りはシステム領域として奪われてしまうこと(通常の使用方法ではせいぜい 5MB くらいしか使わないのに!!)です。
声を大にして言いたい。なんでやねん!
自分たちでユーザ領域がたくさん必要なブツを作り売り配っておいて、ユーザ領域に不可解な制限を設けるっちゅうのはどうゆう料簡やねん。ぶつぶつぶつ……

フラッシュメモリを拡張スロットに突っ込んで利用するという手はありますが……「フラッシュメモリ」というとつい騙されそうになりますが、あれは結局のところ ROM ですから、はっきりいって読み書き速度は遅い(とくに書き込み)。さらに一応寿命(書き込み回数)があるので、細かい書き込みを何度もするような使用には耐えない。ということでやっぱりちゃんとメインメモリを積んでいるのと同列に論じるわけにはいかないのです。

というわけで個人的には正直がっかり。
Windows NT のターミナルになる機能があるらしいので、もしもそれが使い物になるレベルであれば、新しい用途が……というかすかな期待を抱いてはいますが、裏切られても驚かずにすむ程度にとどめておきます。

[「WindowsCE の今後」に続く]