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┃ ┃ ┣┫┃ ┃┣┫┃┃┃┃┃ 突撃!★中学伊単語 [Numero 061]
─┻─┻─┻┻┗━┻┻┻┻┗┛┗┛──────────── 8 marzo ─
こんにちは! 「突撃!★中学伊単語」のお時間がやって参りました。
ご案内をつとめますのは私、中谷でございます。
ふと、銀行の通帳と届出印がセットでなくなっていることに気付いてしまい
ました。
こりゃ大変です……
きっと家の中のどこかにあるのだと思うのですが、探しても探しても見つか
りません。
もし外でなくしたのだとしたら……いやいやもしかしてもしかしたら……と
思うと、焦りがにじみでてくるのを抑えられません。
部屋の捜索は道半ばでしたが、しかたなく銀行へ行って紛失届を出し、通帳
を新しく作りました。なんと 1050円(税込み)も取られてしまいました……
とほほ。なかなか手痛い出費です。
ところで。
ひところマーフィーの法則というのが流行ったことがありましたね(今もあ
るの?)。
まあ、亜流の「法則」は多数あるでしょうが、「失せ物は探すのをやめると
出てくる」というのがマーフィーの中のマーフィー(?)であるとは、確実に
衆目の一致するところでしょう。
銀行で通帳を作ったその日。
今度は健康保険証が必要になったのですが、それもまた見つからないので
(おい)、探し回る羽目になってしまいました。
そして、本と本の間にいきなり件の通帳を見つけてしまったのです。あんな
に探したのに……しくしく。
やっぱり 1050円も費やしただけのことはあるなあ、と感心するほかありま
せんでした。
不幸中の幸い(?)は、印鑑の方は未だ見つからないことでしょうか。きっ
と通帳はもう要らなくなったから見つかっちゃった、印鑑はまだ必要だから出
てこないのでしょう……(涙)。やれやれ。
あ、ちなみに健康保険証はちゃんと見つかりましたのでご心配なく(笑)。
┏┓中学伊単語テスト!
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前回までの伊単語帳からのテストです。等幅フォントでご覧下さい。
| 日本語 | italiano
--+---------------------+------------------
1| 国際的な |
2| | forbici
3| 語;単語 |
4| | quarto
5| 箱 |
--+---------------------+------------------
6| 普通の;共通の |
7| 内側の |
8| | principale
9| 反対の |
10| | meglio
--+---------------------+------------------
11| 全部の;全員の;将軍 |
12| 結合された;均一な |
13| 全部の |
14| 近い |
15| 厚い |
--+---------------------+------------------
16| [時間が]短い |
17| 国民の;国家の |
18| まっすぐな |
19| 秘密の |
20| | qualche
--+---------------------+------------------
21| | unico
22| 技術的な;専門的な |
23| トマト |
24| 正規の |
25| 決める |
--+---------------------+------------------
26| | civile
27| 社会の |
28| | speciale
29| 終わりの |
30| | vivere
┏┓中学伊単語帳
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今回は動詞。
例によって動詞や形容詞はなかなか1テーマに絞るのが難しいのですが、
「行動を表す動詞」ということでちょっと無理矢理まとめてみました。
ちょうど特別企画の方も動詞がテーマですしね。。
|日本語 |English |italiano
--+--------------------+-----------+-------------------------
1|行動する |act |agire
2|燃やす;焼く |burn |bruciare
3|掘る |dig |cavare
4|探す |search |cercare
5|尋ねる;頼む;求める |ask |chiedere
--+--------------------+-----------+-------------------------
6|打つ;殴る |hit |colpire
7|描く |draw |dipingere
8|尋ねる;質問する |ask |domandare
9|逃げる |escape |fuggire;scappare
10|投げる |throw |gettare;lanciare;buttare
--+--------------------+-----------+-------------------------
11|見せる |show |mostrare
12|動かす;移動させる |move |muovere
13|隠す |hide |nascondere
14|通る |pass |passare
15|運ぶ |carry |portare
--+--------------------+-----------+-------------------------
16|押す |push |spingere
17|起こる |happen |succedere
18|演奏する |play |suonare;sonare
19|引く |draw;pull |tirare;trarre
20|触る |touch |toccare
--+--------------------+-----------+-------------------------
21|見つける |find |trovare
今回の単語は英語と似ているものがほとんどないですねえ。これでは、そっ
ち絡みの話が出来そうにもない。
"bruciare"(燃やす) と "muovere"(動かす) と "passare"(通る) がかろう
じて似ていると言えるくらいかなあ。だって他にはどうも近い感じのする単語
すら……あ! あるじゃないかあ、いいネタになるのが!!
"scappare"(逃げる)。
新聞単語使用頻度ランキング 1939 位なので、ほどほどよく使う単語と言っ
ていいでしょう。
「でもそれ、英語の "escape" と全然似てないんだけど……」
いえいえ、それは見間違い。
頭に e- を付ければ "e-scappare" となり、英語にそっくり伊単語に早変わ
りです。
この単語も多数例に漏れずラテン語起源であり、したがってお膝元のイタリ
ア語 "scappare" の方が語源に近い形になっています。
これがスペイン→フランス→イギリスと伝わって(ちょうどユリウス・カエ
サルが征服した順番ですね! といっても、カエサルと共に伝わったわけでは
ないでしょうが)英語に入る過程で、「頭が子音2つ連続で始まるなんて、発
音しにくいやないか!」と思ったスペイン人が頭に e- をくっつけちゃったん
だそうです。
実際、「スペイン」(伊:Spagna、英:Spain)という名前がそもそも「頭
が子音2つ連続」であり、スペイン語では "Espan~a"(エスパーニャ。"n" の
上に〜があります。「パルケ・エスパーニャ」のエスパーニャですね)と呼ば
れているところにも、「子音連続で始まるの苦手症」が見事に現れていますよ
ね。
ちなみに同様の英単語として "escalator"(エスカレーター)があります。
頭の e- を取ってよく見ると……
e-scala-tor
イタリア語の "scala"(階段) が見えてきませんか?
◆ ◆ ◆
今回の単語で、中谷が個人的に気になるのが "dipingere"(描く) と
"spingere"(押す)。
そう、"di-pingere" と "s-pingere"、いかにもつながりがありそうな感じ
がしてしまうのです。
"-pingere" で終わる単語は他にも "respingere"(拒否する) とか
"ridipingere"(再び描く) とか "sospingere"(軽く押す) とかあるんですが、
どれも見るからに "dipingere" や "spingere" の派生語なんで、ノーカウン
ト。
挙げ句の果ては "risospingere"(再び押す) なんてのもあったりして。嫌が
らせでしょうか。
というわけで話は "dipingere" と "spingere" に戻りますが、結論から言
うと、どうも偶然の一致みたいで……残念。
別々の語源から流れてきたものが、母音の変化で一緒になってしまっただけ
というのが、真相のようです。
言われてみれば「描く」と「押す」なんてどこをどう押しても、もともと同
じ単語、同じ意味だったという雰囲気出てこないですもんねぇ。
まあ、よく似た赤の他人騒動はともかく、そこから飛び出した "spingere"
→"sospingere"→"risospingere" のような「接頭辞による派生語展開」は実
に興味をそそられます。
イタリア語ではこういった派生語の作り方がよく行われています。というよ
り、動詞の語尾が -are/-ere/-ire/-rre で決まっているから、前に何か付け
るしかないのでしょうけどね。もはや語尾なんてほとんど関係ない英語でも、
その傾向は色濃く残っています。
単語にこだわり、語彙を増やすことを至善とする「突撃!★中学伊単語」で
すから、こういった派生語は当然早くから関心の対象となっていました。派生
語を物にすれば、覚えている単語数は劇的に増えるわけですからね。
しかし、こればっかりはとにかくデータ量があって初めてものが言える世界。
1000語程度しか貯金のない中谷では今のところ立ち向かいようがありませ
ん。
これがイタリア語ではなく英語のようにメジャーな言語であれば、派生語に
ついて説明した文献がいくらでもあるのでしょうが、ねえ……
どなたかイタリア語の派生語についてきれいにまとまっている本とかご存じ
の方がいればぜひともお教え下さいまし。
ま、それがなくとも、いずれ無謀と知りつつドンキホーテのように風車へと
立ち向かっていくことでしょうが。
◆ ◆ ◆
ところで。
まったく全然かけらも関係ないのですが、小さい頃「ドンキホーテ」は「ド
ンキ・ホーテ」だとばっかり思ってました。
真実を知ったとき、「ブルースリー」が「ブルー・スリー」ではなかったこ
とを知ったときと同じくらいの衝撃を感じたものです……
◆ ◆ ◆
今号の「中学伊単語テスト!」の解答です。
| 日本語 | italiano
--+---------------------+------------------
1| 国際的な |[ internazionale ]
2|[ はさみ ]| forbici
3| 語;単語 |[ parola ]
4|[ 第4の ]| quarto
5| 箱 |[ cassa;scatola ]
--+---------------------+------------------
6| 普通の;共通の |[ comune ]
7| 内側の |[ interno ]
8|[ 主な ]| principale
9| 反対の |[ contrario ]
10|[ より良い ]| meglio
--+---------------------+------------------
11| 全部の;全員の;将軍 |[ generale ]
12| 結合された;均一な |[ unito ]
13| 全部の |[ totale ]
14| 近い |[ vicino ]
15| 厚い |[ spesso ]
--+---------------------+------------------
16| [時間が]短い |[ breve ]
17| 国民の;国家の |[ nazionale ]
18| まっすぐな |[diretto;diritto ]
19| 秘密の |[ segreto ]
20|[ いくつかの ]| qualche
--+---------------------+------------------
21|[ 唯一の ]| unico
22| 技術的な;専門的な |[ tecnico ]
23| トマト |[ pomodoro ]
24| 正規の |[ normale ]
25| 決める |[ decidere ]
--+---------------------+------------------
26|[ 市民の ]| civile
27| 社会の |[ sociale ]
28|[ 特別な ]| speciale
29| 終わりの |[ finale ]
30|[ 生きる;暮らす ]| vivere
┏┓やりたくないけど『ちょっとだけよ文法』(過去分詞★前編)
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『やりたくないけど、せめてこれくらいはやらなきゃ文法』シリーズもいよい
よ大詰め(ん? なんかタイトル違うな)。
中谷の考える「最低限の文法」は残すところ過去分詞(形容詞用法&受動態
&近過去)と簡単な関係代名詞( "che" だけ)となってしまいました。
「え? 遠過去も未来形も命令形もジェルンディオも条件法も、
定冠詞+quale もやらないの!?」
ふふふ、やらないのですよ。これが(いばって言うことではないが)。
なぜなら……そう、「突撃!★中学伊単語」のノリを理解して下さっている
勘の良い人なら、その答えはもはや言わずともわかって下さっていることでし
ょう。すなわち!
そこらへんの文法を中谷がわかってないから。
うむ。反論の余地がない完璧な理由ですね。「やらない」ではなく「やれな
い」の間違いでは? という突っ込みは却下。
しかし実際の所、中谷はほんとにそこら辺のことをわかっていないという自
信をたっぷりと持ち合わせていますが("il quale" が関係代名詞だという衝
撃の事実はつい先週に知ったばかり。いやいや、冗談抜きの本当の本気の話)、
それでもイタリア語の新聞はなんとかかんとか読めるのです。
もちろん「記事を全訳して、レポートにまとめて提出、60点をもらえない
と単位をもらえず、卒業が危うい。ああ内定決まっているのに(涙)」という
のであれば、中谷のやり方では全然足りません。が、「読むことを楽しむ」だ
けであれば、必要なのは文法ではなく、1000語の語彙、そしていざとなれ
ば辞書を引きまくる気力だと中谷は思うのです。
しかし。
「読むことを楽しむ」だけとはいっても、さすがに「これくらいはわかってい
ないとなあ」という文法事項はどうしても存在しています。
そう、それをやっつけるのがこの特別企画『やりたくないけど、涙を飲んで
あきらめよう文法』なのです(あれれ? またタイトルが違う……)。
◆ ◆ ◆
さてはて、今回のお題は「過去分詞」。
1回で語るのはちょっと難しいので3回くらいに分けてお話ししていこうと
思っています。まず第1回目の今日は、とりあえずイタリア語は全く抜きに、
「自動詞と他動詞」について。
自動詞と他動詞って、わかる人にはすんなりわかってしまうのですが、わか
らない人(というより「飲み込めない人」かな?)は「だから何!? なんの
約にたつの!」と拒否反応が先にたってしまったり、「わかるような……わか
らんような……」といまいち腑に落ちなかったりするようです。
でも、やっぱり別に難しいことではないのです。
まずは、次の言葉を見て下さい。
「投げる」
あなたが誰かからこの言葉を急に言われたとき、最初に頭に浮かぶ言葉は何
でしょう?
「投げる」→→→「受け取る」という人もまあ中にはいたりするかもしれませ
ん。
が、急に「投げる」と言われたら、思わず「何を?」と聞き返してしまうの
が、やっぱり人情(?)というものでしょう。
「通る」
今度は何が思い浮かびます?
「通る」→→→「はいからさんが」。
……別にそれでもいいんですけどね。実際負け惜しみではなく、中谷の台本
通りの答に半分くらいは重なってますから。
そうそう、やっぱり「通る」と突然声をかけられたら「誰が?」と疑問に思
ってしまうでしょ?(棒読み)
まさしくこれこそが自動詞と他動詞の違いなのです。
すなわち。
その動詞を突然言われたとき、
「何が?」「誰が?」と思ってしまうのが自動詞
「何を?」「誰を?」と思ってしまうのが他動詞
となります。
不思議なもので、この微妙な違いはほとんど全ての動詞にちゃんと存在して
いるのです。
今回の中学伊単語帳にて紹介した動詞を2つのグループに分けると、だいた
い次のような感じでしょうか。
★自動詞グループ
行動する、逃げる、通る
★他動詞グループ
燃やす、探す、尋ねる、頼む、打つ、描く、投げる
見せる、動かす、隠す、運ぶ、押す、演奏する
引く、触る、見つける
「何を」、つまり目的語をもたない動詞というのは少ないので、自然と他動詞
グループの方が多数派となりそうですね。
ちょっと微妙なのが「掘る」。
掘ると言ったら「地面を」でしょ、と暗黙の目的語を設定して「誰が?」と
聞きたくなる場合と、地面っつっても土の地面なのか、アスファルトの道路な
のか、それとも庭なのか公園の砂場なのかわからないから「何を?」と聞きた
くなる場合の2通りが考えられます。
こういう動詞は自動詞兼他動詞ということになりますね。他にも「運転する」
とか「買い物する」なんてのがこういう微妙な動詞としてあげられるでしょう
か。
ちなみにイタリア語の動詞でも、(特に理由のない限り)日本語の対応する
動詞の自動詞他動詞の区別とちゃんと一致してくれます。これもやっぱり不思
議と言えば、不思議な話。
◆ ◆ ◆
さて、この自動詞と他動詞の区別はわかったのですが、それが一体なんだっ
てんでしょう? だって、実際われわれ日本人はそんな区別を全く意識しなく
ても日本語を扱えているんだから、何に必要なのかさっぱりわからないじゃあ
ないかって?
まあ確かに日本語はもともと自動詞と他動詞の区別がそれほど強くない言語
だったりします。だって、主語や目的語だって平気で省略しますから。
しかしその違いはやっぱり厳然として存在します。
それに気付かないのは、例によって母国語の圧倒的な語彙力を背景にしてい
ることで、そういう文法的な区別を全く意識しなくても済んでいるだけなんで
す(「だけ」とか言ってるけど、それが一番肝心なことではありますが)。
自動詞と他動詞の違いは日本語より英語の方が少し強く、そしてイタリア語
では、うんんんんんと顕著となります。
例えば、英語のお子さま向け(中学生向け)辞書とかだと自動詞他動詞の区
別を書いていないことも珍しくないですが、イタリア語ではちょっと考えられ
ない。
そしてその「違い」がもっとも強く現れるのが、過去分詞(近過去と受動態)
の話なのです。
次号ではそのあたりへと歩を進めていきたいと思います。
◆ ◆ ◆
ん? 「突撃!★中学伊単語」では今まで動詞を紹介するときも、自動詞&
他動詞の区別をしていないじゃあないかって?
も〜〜、駄目じゃないですか。そんなことを言ったら。
いいですか、中学英語レベルの伊単語を覚えるのを目標としているから「突
撃!★『中学』伊単語」なんですよ? そして上で書いたように、中学生向け
の英和辞典では、きっと余計な煩雑さを増やさないため、自動詞他動詞の区別
をしていなかったりする……
となれば「突撃!★中学伊単語」がその路線を踏襲するのは、自明の理でし
ょ?
それでは第62号でまたお会いしましょう。
┏┓おくづけ
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