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┃ ┃ ┣┫┃ ┃┣┫┃┃┃┃┃ 突撃!★中学伊単語 [Numero 050]
─┻─┻─┻┻┗━┻┻┻┻┗┛┗┛────────── 14 dicembre ─
こんにちは! 「突撃!★中学伊単語」のお時間がやって参りました。
ご案内をつとめますのは私、中谷でございます。
「突撃!★中学伊単語」の創刊号の発行は 1999年 12月 30日でした(実際に
は発行準備マイナス1号と0号をその前の2週間に配信していたので、「初配
信」は 12月 16日です)。
それから数えること約1年。とうとう実に50号に達してしまいました……
やはり感慨深いものがありますね。しみじみ。
気付いたら「途中から読者になったのだが、バックナンバーを一つ一つ読む
のは大変なのでアーカイブで一気にダウンロードできるようにして欲しい」と
いう要望が寄せられるまでになっていたのですね。
書いている中谷は毎週必死に目前の原稿を書き続けていてなかなか周りを見
る余裕はなかったのですが、ふと来た道を振り返ってみると、いつの間にかこ
んなに遠くまで歩いてきていたんだ……という感じ。
なにしろ単なるテキストファイルで1メガバイトありますからねえ。よくも
書いたもんだ。
ま、この1年を述懐するのは次号にとっておいて、まずはせっかく寄せられ
た要望に応えましょう!
「突撃!★中学伊単語」のバックナンバーを20号単位で lzh ファイルにま
とめ、ホームページから一括でダウンロードできるようにいたしました。
『木曜日が足りない男』
http://www.giovedi.net/
上記『木曜日が足りない男』の「突撃!★中学伊単語」→「購読&バックナ
ンバー」のコーナーにて1〜20号、そして21〜40号のセットをそれぞれ
ダウンロードできるようになっておりますので、ご利用下さい。
◆ ◆ ◆
さて……
非常に気が重いのですが……前号でまた間違えてしまったことをお知らせし
なくてはなりません。
その前にせっかく間違えたのですから「定冠詞」の復習をしましょう。
定冠詞は「(あなたも当然ご存じであろう有名な)あの」「(さっきから話
題に出ている)その」という、相手も知っているはずのもの(こと)であるこ
とを指し示す概念です(「突撃!★中学伊単語」第28号参照)。
逆に、初出であれば定冠詞を付けません(単数であれば不定冠詞を付ける)。
したがって、定冠詞をちゃんと使いこなせば「今お前が言っとった『本』っ
て、ついさっき言ってた『本』とはまた別の『本』のことやったんか! ちゃ
んと言わなわからへんやろが!!」というトラブルが避けられてめでたしめで
たし……と言えるのはもちろん使いこなせる人だけの話で、そんな概念知った
こっちゃない我々日本人には全く迷惑な話です。
ま、しかし「郷に入れば郷に従え」の言葉通り、イタリア語を学ぶ以上がん
ばって戦い抜かなければなりません。やれやれ。
さて、その使い方。
定冠詞を付けたい名詞の性と数に応じて、下記の表の単語を名詞の前に付け
ます。
|単数 |複数
---------+-----+-----
男性名詞 |il |i
女性名詞 |la |le
名詞の前に形容詞が付いている場合は、その形容詞までを「一つの大きい名
詞」とみて、その前に定冠詞を付けます。
ただし、形容詞 "tutto"(全ての) だけは例外。こいつはとっても「前に出
たがり」なので、"tutto" を使っている場合に限り「形容詞+冠詞+名詞」の
順番になります。
il libro (その)本
il buon libro (その)良い本
i libri (それらの)本
tutti i libri (それら)全ての本
定冠詞は先ほど書いたとおり「日本にはない概念」、いやもっと言うと「日
本人には、すでに話題にしたことがあるか、相手が知ってるはずかどうかとい
うことをわざわざ強調する習慣がそもそもない」ので、定冠詞を明示的に訳す
のはよっぽどの場合です。
だから和訳はまだ何とかなるけど、伊訳がなかなか……
でもまあ、これで済んでくれたらそこそこ楽勝だったのですが、イタリア語
の他の文法事項の例に漏れず、名詞の先頭(形容詞の前に付く場合は形容詞の
先頭)の形に応じて、少々変化してしまうのです。
まず母音で始まる単数名詞に il または la が付くときは l' という省略形
になります。
l'amico (その)男友達
l'arte (その)芸術
le arti (その)芸術(たち)
[複数の場合は関係ありません]
そして s+子音 で始まる男性名詞の場合は、単数であれば lo に、複数であ
れば gli になります。
lo studente (その)学生
gli spaghetti (その)スパゲッティ
la scuola (その)学校
[女性名詞には関係ありません]
さあ、これで何を間違ってしまったのか一目瞭然ですね(涙)。
前々回(48号)にて、"piacere" の例文として
Gli piace i spaghetti. 彼はスパゲッティが好きだ
という文章をご紹介したのですが、「 "spaghetti" は複数だから、動詞は
単数の "piace" じゃなくて、複数の "piacciono" でしょ」とのご指摘があり、
49号にて次のように訂正したのでした。
Gli piacciono i spaghetti. 彼はスパゲッティが好きだ
しかーし。
"spaghetti" は "s+子音で始まる男性名詞" なので、次のように書かなけれ
ばならなかったのです!
Gli piacciono gli spaghetti. 彼はスパゲッティが好きだ
1つめの "gli" と2つめの "gli" は全然違う "gli" ってことですね。
いやぁーもう、一つ一つ間違いを全部指摘してもらわなければわからんのか、
こいつわー。
「間違えやすい所を反面教師として協調できた、って辺りで勘弁」とか「うま
いこと定冠詞の復習もできたし、結果オーライってことで。ね♪」とか言って
誤魔化そうという気すら起こらず、穴があったら入りたいモード。
全くごめんなさいでした。
ご指摘下さった onesto さんに感謝。「こんなことも教えてあげないといけ
ないのか」と思われてしまったことでしょうが、見捨てないでやってください
ましませ。
◆ ◆ ◆
「今週の前置詞」はお休みします。
┏┓中学伊単語テスト!
┗┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
前回までの伊単語帳からのテストです。等幅フォントでご覧下さい。
| 日本語 | italiano
--+--------------+--------------
1| 直線 |
2| マイル |
3| 値段;価値 |
4| 無限(の) |
5| リラ |
--+--------------+--------------
6| | piano
7| | tendenza
8| 鉛筆 |
9| 平均 |
10| 重さ |
--+--------------+--------------
11| 速度 |
12| 機能;関数 |
13| 雲 |
14| | quadrato
15| | grado
--+--------------+--------------
16| 距離 |
17| 方程式;式 |
18| クマ |
19| メートル |
20| | vertice
--+--------------+--------------
21| キロ |
22| お金 |
23| | lunghezza
24| 円 |
25| グラム |
--+--------------+--------------
26| | dollaro
27| 測量;巻き尺 |
28| 中心 |
29| | collo
30| | miliardo
「キロ」はKを使いたくなるかもしれませんが、違いますよー。
┏┓中学伊単語帳
┗┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1号で紹介する単語を基本的に20〜30語と決めているので、1テーマで
それだけの数集められないと紹介できません。
すると「50回も発行しているのに、まだそんなのもやってないの!?」な
単語がちらほら……
というわけで今回は「この1年で取りこぼした重要単語」です。
|日本語 |English |italiano
--+-------------------------+-----------+-------------------
1|やあ |hello |ciao
2|あるもの |something |qualcosa
3|ある人 |someone |qualcuno
4|と;そして |and |e
5|または |or |o
--+-------------------------+-----------+-------------------
6|しかし |but |ma;pero`
7|その時 |then |allora
8|名前 |name |nome
9|姓;名字 |last name |cognome
10|性別 |sex |sesso
--+-------------------------+-----------+-------------------
11|年齢;年代 |era |eta`
12|住所 |address |indirizzo
13|〜氏;ミスター |Mr. |signore
14|〜さん(既婚女性);ミセス |Mrs. |signora
15|〜さん(未婚女性);ミス |Miss |signorina
--+-------------------------+-----------+-------------------
16|誕生日 |birthday |compleanno;natale
17|クリスマス |Christmas |Natale
18|イブ;祭日の前日 |eve |vigilia
19|休日 |holiday |festa
20|休暇 |vacation |vacanza
--+-------------------------+-----------+-------------------
21|世紀 |century |secolo
日本広しと言えど、"ciao" にたどり着くまで1年かかるイタリア語講座は
「突撃!★中学伊単語」だけ!(笑)
ちょっとでもイタリア語をかじったことのある方ならとっくにご存じ、イタ
リア人の日常的な挨拶が "ciao"(やあ) ですね。
基本的には親しい知り合いに会ったら「ちゃお!」。バイバイの意味もあり
ますから、わかれるときも「ちゃお!」。さらに親しく、くだけた感じになる
と「ちゃおちゃお!」とかもありだそうで。
が、不用意に使いすぎると「なれなれしい」になっちゃうのは洋の東西を問
わないので、軽く「ちゃお!」と言っていいものかと迷ったら "Buon giorno."
にしときましょ。
「親しき仲にも礼儀あり」って言うしねー。
"qualcuno"(あるひと) と "qualcosa"(あるもの) を一番目にするのは、や
っぱり辞書の例文かな。ただし省略形で。
例えば、特に限定はしないけど人の名前とか物の名前が入る場合、「誰それ
に〜」「なになにを〜」という表現を使いますが、しょうどそれに当たるのが
"qualcuno" と "qualcosa" です。
baciare qlcu. in fronte <人>の額に接吻する
tenere in mano ql.co. <何か>を手に持つ
どちらも小学館「伊和中辞典」の例文で、上は "baciare"(キスする) とい
う動詞、下は "tenere"(持つ) という動詞から得たものです。
見ていただいたとおり、"qualcuno" は "qlcu."、"qualcosa" は "ql.co."
と略されて用いられていることがわかるかと思います。
かなりたくさん使われているので、辞書で見たときに「なんだこりゃ!」と
ならないよう、覚えておいて下さいね。
◆ ◆ ◆
接続詞。
これも「早くやらなきゃな〜」と思いながらもなかなか手の出ることの無か
った分野です。接続詞ばかりで無理矢理20単語集めることくらい簡単ですが、
そーすると「こんなの見たことないなぁ……」という単語がぞろりと並ぶこと
になるので、具合が悪い。
というわけでこんな形での登場とあいなりました。
これらも難しく言うといくらでも難しくできてしまうので、至極簡単に。
"e" と "o" は英語の "and" と "or" に相当します。
cani e gatti 犬と猫
bianco o nero 白か黒
文章をつなぐこともできます。
La vita e` breve e l'arte lunga.
人生は短く芸術は長し
"e`"(essere の三人称単数形) と見分けるため、"e`" にはアクセント記号
を必ず付けることになっています。
だから文章を読む場合は問題ありませんが、ヒアリングでは混同してしまい
そう……。イタリア語のアクセントの聞き取りに慣れていれば、もちろん難し
くないのでしょうが、日本人のアクセントの考え方と違いますからねえ。少な
くとも中谷は間違う自信ありますとも(苦笑)。
というわけで、「英語の "and" は他の単語とすっかり混じってしまうこと
なく、結構わかりやすいのになあ。イタリア語の "e" とか "o" って何!?
他の単語に混じったら全然わかんないよー、全く」と文句を言いたくなるわけ
ですが、ほんとは文句を言う資格なんてないのです。
だって、"e" と "o" を日本語に訳したら結局「と」と「か」じゃないです
か。しかも文章として書いている場合は「かな漢字混じり」だから判別しやす
いけど、発音してしまうと他の単語に混ざってしまう……というところまでイ
タリア語とそっくり。
というわけで、"e" や "o" を見ても、眉をつり上げることなく謙虚な態度
で臨むとしましょう。
"ma" は文章と文章を「しかし」でつなぐ「逆接の接続詞」。
Questo abito e` buono, ma e` caro.
Sono stanco, ma sei bene.
私は疲れているが、君は元気だ。
"non 〜 ma 〜" とすると、ちょうど英語の "not A but B" 構文(Aではな
くBだ)と同じ表現が可能になります。
"pero`" は "ma" とほとんど同じ意味。逆接であることをちょっとだけ強め
た感じの単語になります。
◆ ◆ ◆
えー、続きましては「個人情報」。申込書に書く項目です。
"nome"(名前)、"cognome"(名字)、"sesso"(性別) などといった辺りは説明
不要ですね。
"indirizzo"(住所) は英語の "address" と似てそうで似てなさそうで、な
かなか微妙な雰囲気ですが、実はどちらも同じラテン語起源。
"diretto"(「直接」「まっすぐ向けられた」の意。英語では "direct") か
ら派生していると言われてみれば、なるほど似ている気がしてきてしまいます。
ちなみに「eメールアドレス」は "l'indirizzo e-mail" ですね。そのまん
ま。
さらに「電話番号」は "il numero di telefono" だったりします。
"signore" は男性の名前に付ける敬称です。同様に "signora" は既婚女性
用、"signorina" は未婚女性用。
英語の「ミスター」や「ミス」と基本的に一緒なんですが、気を付けなくて
はならないのは「原則として定冠詞が付く」ということ。それから "signore"
のお尻の -e は落ちやすい(省略されやすい)ことです。
il signor Zucconi ズッコーニ氏
la signorina Scalone スカローネさん(お嬢さん)
ただし、呼びかけとして用いるときには定冠詞を付けずに用います。映画や
書籍のタイトルや新聞の見出しでは冠詞を書かないのと同じかな?
"signore" がらみでは、もう一つ御注意を。
つい「 "signore" といえば男性!」と思いこむと、イタリアで女子便所に
うっかり入り込んで痴漢と間違われてしまう危険性があります。
というのも、女性の敬称 "signora" の複数形も "signore" だからです。
トイレの入り口に "signori" と "signore" と書いてあったらうっかり間違
えそうですよねえ〜。
え? ああ、あなたは女性ですか。それなら大丈夫(笑)。
◆ ◆ ◆
最後に各種記念日、および時にまつわる単語をいくつか。
"vigilia" は「イブ」、つまり祭日の前日ですね。まあ日本人には特に「イ
ブ」といえばまっさきにクリスマスイブが思い浮かぶところでしょう。
まるっきり余談ですが、クリスマス当日よりもこのクリスマスイブで盛り上
がるのは日本人だけだそうで。バレンタインデーに過熱するのもやはり日本人
だけとか。
まあバレンタインデーはチョコレート会社の策略(?)とかいくつかの要因
があるから、まだわからないでもないですが、クリスマス当日よりイブで盛り
上がるのは全くわからないですねえ。何か理由やきっかけでもあるのでしょう
か??
余談ついでに、なぜ前日を「イブ」というのか。実はユダヤ教のもともとの
暦では、1日の終わり=日没だったのです。よって、日が沈んだ後の夕方や夜
はすでに翌日。
ところで夕方を英語で "evening" と言いますよね? そう、これこそが
「イブ」の正体。
つまり、我々現代人が「24日の夕方」と思いこんでいるものこそ、昔のユ
ダヤの暦での「25日のイブ」だったわけです。
その後の天文学の発達で暦が作り替えられ、「イブ」という言葉はかろうじ
て残ったものの拡大解釈されて、今の「祝祭日の前日」という意味に落ち着い
たわけです。
というわけで、「アダムとイブ」の「イブ」とそっくりだから(英語の綴り
は完全に一致)、もしかして関係あるのか!? と思われたあなた! 残念な
がら全然はずれです。語源がまるっきり異なるんですよねー。
アダムとイブまで出てきてしまったので余談ついでに。
イタリア語で「クリスマス」は "Natale" ですが、この単語は本来「誕生日」
の意味。上の伊単語帳にも一応 "compleanno"(誕生日) と並べて書いてありま
すよね。
これはクリスマスがイエス・キリスト(イタリア語では "Gesu` Cristo")
の誕生日であることから来ています。
っていうか、そもそも英語の "Christmas" は、"Christ-mass"、つまり「キ
リストの儀式(ミサ)」というそのまんまの単語です。
イタリアでは、「誰の」を付けずに、ただ「誕生日」と言った場合には、イ
エス・キリストのそれを指す、ということにしちゃったんですねー。ただし、
その時は "Natale" と先頭を大文字で書くことをお忘れなく。
◆ ◆ ◆
今号の「中学伊単語テスト!」の解答です。
| 日本語 | italiano
--+--------------+--------------
1| 直線 |[ linea ]
2| マイル |[ miglio ]
3| 値段;価値 |[ prezzo ]
4| 無限(の) |[ infinito ]
5| リラ |[ lira ]
--+--------------+--------------
6|[ 平面 ]| piano
7|[ 傾き ]| tendenza
8| 鉛筆 |[ matita ]
9| 平均 |[ media ]
10| 重さ |[ peso ]
--+--------------+--------------
11| 速度 |[ velocita` ]
12| 機能;関数 |[ funzione ]
13| 雲 |[nube;nuvola ]
14|[ 平方 ]| quadrato
15|[ 角度 ]| grado
--+--------------+--------------
16| 距離 |[ distanza ]
17| 方程式;式 |[ equazione ]
18| クマ |[ orso ]
19| メートル |[ metro ]
20|[ 頂点 ]| vertice
--+--------------+--------------
21| キロ |[ chilo ]
22| お金 |[ soldo ]
23|[ 長さ ]| lunghezza
24| 円 |[ circolo ]
25| グラム |[ grammo ]
--+--------------+--------------
26|[ ドル ]| dollaro
27| 測量;巻き尺 |[ misura ]
28| 中心 |[centro;sede ]
29|[ 首 ]| collo
30|[ 10億 ]| miliardo
┏┓らいむのフィレンツェ滞在記★その8
┗┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
語学学校二日目。
今日から文法の授業も始まります。ちゃんとついていけるのかしら? どき
どき。
朝9時、教室に先生が入ってきました。文法の先生はながーい黒髪でラテン
系なお顔の女性でした。会話の先生と違って、ちょっと厳しそうな感じです。
新しく入った私とフランス人のお兄さんの自己紹介が終わると、早速、授業
がはじまりました。
私はもちろん、テキストの最初からやるのだと思っていました。ところが!
授業はいきなりテキストの半ば、接続法半過去から。しかも、前の日の宿題の
答えあわせから始まったのです。
えっ? 宿題? そんなの聞いてないって!! 会話だけじゃなく、文法の
授業まで途中参加なの〜?
そんな私にお構いなく、端から順番に当てられていきます。私も当たるの?
どうしよう。あせあせ。文法は日本でひと通りやっていたので、なんとか答え
られたものの、何度も何度も当てられ(だって、生徒が10人ちょっとしかい
ないんだもん)、緊張しっぱなしの1時間45分でした。疲れた〜。
これから毎回この調子なのかなあ。動詞の活用とか勉強し直さないと、ちょ
っとヤバイかも。
ちなみに、テキストは学校オリジナルで、すべてイタリア語で書かれていま
す(って当たり前か。てへ)。私の入ったクラス(5段階のちょうど真ん中)
のテキストは、遠過去、接続法中心に構成されていました。テキストの最後に
は、文法がひと通りまとめてあって、なかなか使いやすかったです。活用もち
ゃんと載ってたし。
175ぺーじあるテキストの大半を練習問題が占めているのですが、それを
すべて授業中にできるわけがなく、解答がついていないのが、ちょっと残念だ
ったかな。使われている単語は、それほど難しくありません。でも、辞書はや
っぱり必要です!
文法の授業は朝9時から10時45分まで。その後30分間の休憩があり、
学生の多くは、学校のそばの caffe`teria や bar に行き、カプチーノを飲ん
だり、ジェラートを食べたりしていました。
会話の授業は11時15分から13時までです。お昼ご飯は、学校が終わっ
てからですね。
休憩のあと、昨日も受けた、会話の授業が始まりました。
文法の授業と違って、なごやか〜な雰囲気です。みんな、楽しそうに自分の
意見を述べあっています。でも、私にはみんなの話している内容がさっぱりわ
かりません。
辞書ばかり引いていた私は、先生に「わからなかったら、遠慮なく聞くのよ」
と、注意されてしまいました。でも、わからない単語をたずねても、説明はも
ちろんイタリア語。単語力のほとんどない私には、その説明さえもわからない、
といった状態でした。とほほ。
みんなの話が一段落すると、一人、隅っこで黙っている私に、先生はこんな
質問を投げかけました。
「日本人は夏休みをどう過ごすの?」 おっ! これなら私にも答えられる!
「海や山に行きます」と私は言いました。
「らいーむ、あなたも海に行くの?」
「はい」
「それならどうしてそんなに白いの?」
いやあ、日本じゃ決して白い方ではないんだけど……と思いつつ、
「黒く焼くのは肌に悪いから」と答えたら、先生は「Mamma mia! ……!!
……!!」と早口でなにかを言っていました(……のところはよくわからなか
ったのだ。汗)。
おそらく「なんてことでしょう、私はこんなに焼いてしまったわ、どうしま
しょう」ってなことを言っていたのでしょう。全然本気っぽくなかったけど
(笑)。
イタリア人も含めヨーロッパの人たちって、肌を焼くことに抵抗がないです
よね。
いや、むしろ「焼かなかったらなんのための夏なの!?」ってくらい徹底的
に焼くかな。この会話の先生もかなりいい色に焼いていました。
向こうの人は、シミやそばかすを全然気にしてないんですよね。日本人とは
大違い!
わたしは日本からべたつかないタイプの日焼け止めを持って来たのですが、
向こうは湿度が低いので、反対にお肌が乾燥するようになってしまいました。
それで、しかたなく、別の日焼け止めを買いに行ったんですね。フィレンツ
ェのいろんなお店を見てまわったけれど、置いてあるのはSPF(紫外線を防
ぐ効果を現す数字。大きいほど効果がある)が3や5程度の低いものばかりだ
ったんです。高くて10、20。最高でSPF35なんですよ。
SPF3って、なんじゃそりゃ!! つけてもつけなくても一緒やん!!
っていうか、つけないんでしょうね〜、イタリアの人は。
日本なら112とかありますよね。低くて20ですもん。この違いはすごい
ですよね。
と言うわけで、絶対に肌を焼きたくない! という人は日本から日焼け止め
を持っていきましょう。でも、乾燥するから、乳液の効果もあるようなのを。
ちなみに、イタリアではSPFが高くなるほどお値段もアップしていました。
おっと、長々と日焼け止めクリームの話なんかしてしまいました。
とにかく授業の方は毎回こんな感じで進んでいきます。
文法は日本での貯金でなんとか食いつないで行けるけど、会話がぁ、ヒアリ
ングがぁ〜〜(涙)。
でも、これだけイタリア語にさらされたら、さすがに少しはヒアリングの力
も伸びる……かな?
さて、授業が終わるのが13時。それからはすっかり自由時間。
となればフィレンツェを探検しないわけにはいきません!!
というわけで次回はフィレンツェの街並みをお届けしようかと思いま〜す。
[つづく]
◆ ◆ ◆
前号では落ちてしまった「フィレンツェ滞在記」ですが、今回はちゃんとお
届けすることが出来ました。ほっと一安心。
語学学校はなかなか大変なようですねえ。よく「現地の語学学校に行くなら、
それなりの勉強を出発前にちゃんとしておかないともったいない」なんて話は
耳にしますが、それが出来るなら学校は要らないわけで(爆)。そのあたりの
矛盾がつらくきびしい今日この頃……
◆ ◆ ◆
今回の中学伊単語帳、ひとことで言えば「在庫処分」ってことですね(笑)。
でもねー、実は倉庫の奥で眠っている商品はまだまだあるんですよ。"fuoco"
とか、"dio" とか……
というわけで、またしばらくしたら店頭品一掃セールをやらせてもらいます
んで、乞うご期待(?)。
先生の走り回る忙しい季節になってきました。
というわけで年末年始の発行スケジュールですが、
12月21日(木) 51号
12月28日(木) お休み
1月 4日(木) 52号
とさせていただこうと考えています。
あらかじめご了承下さい。
12月28日号がお休みとなれば、来週の51号が「突撃!★中学伊単語」
一周年ということになります(ぱちぱち)。
いくつか企画を考えていないでもないですが、それは次週のお楽しみ、とい
うことで。
それでは1周年記念号でまたお会いしましょう。
┏┓おくづけ
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発行人 = 中谷 秀洋(なかたに しゅうよう)
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