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┃ ┃ ┣┫┃ ┃┣┫┃┃┃┃┃ 突撃!★中学伊単語 [Numero 003]
─┻─┻─┻┻┗━┻┻┻┻┗┛┗┛─────────── 13 gennaio ─
こんにちは! 「突撃!★中学伊単語」のお時間がやって参りました。
ご案内をつとめますのは私、中谷でございます。
私事で恐縮ですが、この度新しいパソコンを購入しました(嬉)。
これまで CPU は Pentium 133MHz、メモリは 32MB という「Windows95 だか
ら動いているけど、Win98 とか WinNT とかだとしんどいだろうな」的に非力
なマシンを操ってきたのですが、凝ったゲームをするでもなく、普通にエディ
タと Excel 程度を使うだけなので特に問題なかったのです。
ところが、仕事の関係でデータベースをやんなくちゃならなくなり、どうも
これじゃいかんなと感じていたところ。
この「突撃!★中学伊単語」の一企画、創刊準備号で紹介しました「新聞記
事から知る単語使用頻度順位表」(ずいぶん進展しましたよ。乞う御期待!!)
の分析プログラムの実行において、処理内容が複雑になり、対象ファイル数が
増えるにつれてどんどんどんと所要時間が長くなっていって、先月の段階で軽
く20分以上かかるようになってしまったのです!
実際の作業内容を鑑みればそのくらいの時間で済んで十分儲けもの、と思う
こともできますが、そこはやはり人の子(?)。それにこれから先のことを考
えればそろそろ……ということで安いながらも CPU は K6-2 450MHz、メモリ
は 128MB というマシンを手に入れた次第なのです。
◆ ◆ ◆
ということは新しく強力なパソコンを手に入れて「ウハウハ状態」なんだろ
うな、と想像されてしまわれているかと思いますが、あにはからんや実は
Windows のインストールがどうにもうまく行かなくて、使えるようになる状態
の遙か手前でものの見事につまずいています。
はあ。これで一体何回目のフォーマットになるのだろうか……。
┏┓中学伊単語テスト!
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前回の伊単語帳からのテストです。等幅フォントでご覧ください。
| 日本語 | italiano
--+-----------+----------------
1| | pianoforte
2| テーブル |
3| | giornale
4| | bambola
5| 箱 |
--+-----------+----------------
6| おもちゃ |
7| かさ |
8| ろうそく |
9| 鉛筆 |
10| | sedia
--+-----------+----------------
11| ベッド |
12| 本 |
13| 辞書 |
14| 手紙 |
15| | quadro
--+-----------+----------------
16| 眼鏡 |
17| 時計 |
18| ペン |
19| | specchio
20| 鍵 |
答えは「中学伊単語帳」の最後にあります。
┏┓中学伊単語帳
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今回は自然に関する単語です。
|日本語 |English |italiano
--+-----------+------------+----------------
1|山 |mountain |montagna;monte
2|川 |river |fiume
3|海 |sea |mare
4|空 |sky |cielo
5|森 |forest |bosco
--+-----------+------------+----------------
6|島 |island |isola
7|湖 |lake |lago
8|地面 |ground |campo
9|大海 |ocean |oceano
10|谷 |valley |valle
--+-----------+------------+----------------
11|丘 |hill |colle;collina
12|海岸;砂浜 |beach |spiaggia
13|風 |wind |vento
14|空気 |air |aria
15|虹 |rainbow |arcobaleno
--+-----------+------------+----------------
16|波 |wave |onda
17|宇宙 |universe |universo
18|太陽 |sun |sole
19|地球 |earth |terra
20|月 |moon |luna
--+-----------+------------+----------------
21|星 |star |stella
22|惑星 |planet |pianeta
太陽、地球、月( sole, terra, luna )は Sole, Terra, Luna のように大文
字で始めてもあるいは小文字で始めても基本的には構わないようです。
ただし大文字で始めると、それが星の名前であることが強調されるようにな
っています。で、「地面」という意味も併せ持っている「terra」については、
「地球」であると誤解されたくないときは大文字で始めるようにしたほうが良
いようです。
突然ですが、「L'Arc〜en〜Ciel」(ラルク・アン・シエル)という名のバ
ンドがいますよね。あれはフランス語ですが、英語に逐語直訳してみましょう。
「l'」は定冠詞が後ろの単語とくっついたもの。「arc」は、イタリア語やフ
ランス語ばかりと顔をつきあわせていると「アルク」とつい読んでしまいます
が、英語で読めば「アーク」、あるいは「arch」と書いて「アーチ」とも読み
ます。つまり「弧(円周の一部)」のことです。
「en」は英語の「in」、「ciel」は「sky」つまり「空」です。
てゆーことは「The arch in sky」、「空の中の弧」。つまりこれは「虹」
の婉曲表現だったんですね。
さらにイタリア語に逐語直訳してみましょう。「arc(仏)」は「arco(伊)」
になります。定冠詞はこの場合フランス語と同じように後ろの「arco」とくっ
ついて「l'」。「en(仏)」は「in(伊)」。そして「ciel(仏)」は、今回の中学
伊単語帳にあるとおり「cielo(伊)」になります。
ということは「L'arco in cielo」。なんだかそっくりですねー。もっとも
読むと「らるこ・いん・ちぇーろ」なので、人によっては「しまりがない〜」
と感じるかも。いやいや、親しみやすくていいじゃあないですか。
ちなみに「虹」そのままは「arcobaleno」と、ちゃんと「arco」が入ってま
す。
この例は例外などではなく、実はイタリア語とフランス語はかなり多くの単
語を共有しています。
古代ローマの時代、フランスとスペインは「ガリヤ」と呼ばれる、もともと
蛮族の住む未開の地でした。それをかのユリウス・カエサル(ジュリアス・シ
ーザー)が平定の後ローマ化して、公用語としてのラテン語が浸透していった
のです。そのおかげでイタリア語とフランス語とスペイン語は共通の祖先「ラ
テン語」を持ち、したがって共通の単語もたくさん持っています。
フランス語は読み方が若干特殊ですが、イタリア語とスペイン語は発音もよ
く似ているそうです。聞いた話ですが、イタリアにてラジオを聴いていたらイ
タリア語が流れてきたのですが、どうにも何を言っているのか意味が分からな
い。よくよく耳を傾けてみると、なんとスペイン語だったそうです。そのくら
い似ているんだとか。
◆ ◆ ◆
それでは単語テストの答えです。
| 日本語 | italiano
--+-----------+----------------
1|[ ピアノ ]| pianoforte
2| テーブル |[ tavola ]
3|[ 新聞 ]| giornale
4|[ 人形 ]| bambola
5| 箱 |[cassa;scatola ]
--+-----------+----------------
6| おもちゃ |[ giocattolo ]
7| かさ |[ ombrello ]
8| ろうそく |[ candela ]
9| 鉛筆 |[ matita ]
10|[ いす ]| sedia
--+-----------+----------------
11| ベッド |[ letto ]
12| 本 |[ libro ]
13| 辞書 |[ dizionario ]
14| 手紙 |[ lettera ]
15|[絵・写真 ]| quadro
--+-----------+----------------
16| 眼鏡 |[ occhiali ]
17| 時計 |[ orologio ]
18| ペン |[ penna ]
19|[ 鏡 ]| specchio
20| 鍵 |[ chiave ]
実は penna(ペン)には「羽」という意味もあります。もともと「羽ペン」
を指す言葉だったのでしょうね。
┏┓短期集中企画:イタリア語の発音は簡単すぎ?
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今回は、発音に関する四方山話です。
【1】日本語の「たちつてと」と「だぢづでど」はおかしい?
日本のローマ字には「ヘボン式」という奴があります。これは黒船来航後の
江戸時代、日本にやってきたヘボンさんという宣教師が作ったのでこの名が付
きました。
ま、それはともかく、この「ヘボン式」、何ヶ所かですが規則的でないとこ
ろがありますよね。そこだけ抜き出して書くと以下のようになります。不規則
な綴り字には ( ) を付けています。
さ sa し(shi) す su せ se そ so
た ta ち(chi) つ(tsu) て te と to
は ha ひ hi ふ(fu) へ he ほ ho
ざ za じ(ji) ず zu ぜ ze ぞ zo
だ da ぢ(ji) づ(zu) で de ど do
初めてローマ字を習ったとき、この微妙に規則をはずしているところが非常
にうっとうしく、中谷などはプンプン怒ってみたりしたものです。
ところがどっこい。「ふ」を「fu」と表すのだけは確かにおかしいのですが
(日本語に「f」の発音はありませんからね)、あとものについては、むしろ
規則をはずしているのは日本語の方だというではありませんか。
メールで伝えるのは難しいのですが、チャレンジしてみましょう。
「さ」を「s+あ」と分解したときの「s」が子音ですね。が、日本語には「s」
だけの発音はないので、「す」で代用するとしましょう。そうすると、「さし
すせそ」は「す+あ、す+い、す+う、す+え、す+お」と分解されることになり
ます。
ここで「す+あ」→「すあ」→「すぁ」「すぁ」「すぁ」と間隔を狭めなが
ら発音していると、だんだん「さ」に近づいていきます。同様に「す+う」
「す+え」「す+お」は「す」「せ」「そ」に近づいていくことでしょう。
ところが「す+い」だけは「すぃ」「すぃ」「すぃ」とどんなにがんばって
も「し」には近づきません。無理矢理「すぃすぃしー」と言ってみたら、その
二つの違いがより際だつだけです。どうも「すぃ」と「し」では、音を出す直
前の舌の形や動きが根本的に違うような感じ。
その「音を出す直前の舌の形や動き」こそが、子音と呼ばれるものを形作っ
ているわけですから、何を隠そう「さすせそ」と「し」は全く異なる子音だっ
たということが判明してしまうのです。
同じ調子で「T」の代わりに「と」を使って「と+あ、と+い、と+う、と+え、
と+お」を発音すると「たちつてと」ではなく「たてぃとぅてと」に、「Z」の
代わりに「ず」、「D」の代わりに「ど」を使えば「ざずぃずぜぞ」「だでぃ
どぅでど」になることがわかってもらえるかと思います。
つまり「たてと」と「ち」と「つ」、「ざずぜぞ」と「じ」、「だでど」と
「ぢ」と「づ」はそれぞれ違う子音なのです。だからこそヘボンさんはローマ
字表記するときに、それら「しちつじぢづ」の表記を変えざるえなかったわけ
ですね。
振り返ってイタリア語のローマ字表(「突撃!★中学伊単語」第1号参照)
を見てみると、「sa、si、su、se、so」は「さすぃすせそ」と書いてありまし
た。「t」「z」「d」の行も上に同じ。
これらは「同一子音で」表記しようとしたら、日本語の特殊事情のためにこ
う書かざるをえなかった、という理由からだったのです。
なぁんで「さしすせそ」じゃあないんだ、覚えにくい! と憤慨された方も
いらっしゃったかと思いますが、そういう理由によるものなので何とか納得し
てやってください。
そういえば日本語の方だけじゃなくイタリア語もそもそもおかしいですよね。
「ca、ci、cu、ce、co」が「かちくちぇこ」、「ga、gi、gu、ge、go」が「が
じぐじぇご」だって言うんですから。
まあこれもお互い様、むしろ日本語とイタリア語ってそういうところも似て
るのねー、と受け取ってもらえば、イタリア語に対する垣根がより低くなるの
ではと思います。
◆ ◆ ◆
昔は日本でも「D+あ、D+い、D+う、D+え、D+お」を「だでぃどぅでど」と発
音していたそうです。それをなぜ「だじずでど」と発音するようになったのか
はちょっとわからないのですが、東北の方言、いわゆる「ズーズー弁」では
「だぢづでど」をちゃんと(?)イタリア風に(??)「だでぃどぅでど」
と発音するという話をどこかで見聞きした覚えがあります。例えば「鼻血」
は「はなじ」と発音するのではなく「はなでぃ」。
このあたりのことは、大昔に読んだりテレビで見たりした、井上ひさし氏の
「國語元年」に書いてあったような気がしたので、本をあちこち探し回って
(絶版になっているらしく、どこに行っても無い!)久しぶりに読んでみたの
ですが、どこにもそういう記述はない。
おかしいなあ、「吉里吉里人」だったのかなあ。って戯曲とか小説に論拠を
求めてたら駄目ですね。てへ。
というわけで証拠も文献も手元にないので、もし大勘違いなことを言ってい
たらごめんなさい、と今の内に謝っておこう。
◆ ◆ ◆
う、う〜ん。今回でこの発音にまつわる短期連載は終わらせるつもりだった
のですが、ここまでですでに最長記録をまた更新しそうな勢いなので、残るお
話2つは次回に回させていただきたいと思います。
次こそは……
それでは次回第4号でまたお会いしましょう。
┏┓おくづけ
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