単語から見た、おもしろイタリア語表現

単語から見た、おもしろイタリア語表現
普段何気なく使っている日本語にも、結構おもしろい表現はたくさんあります。
例えば、
  • おいしいものには目がない
  • 夫婦喧嘩は犬も食わない
  • へそを曲げる
日本人には別に普通の言葉ですが、これを仮に「日本語を勉強中のイタリア人」が聞いたとしましょう。そうそう、まさしく今のあなたのイタリア語力くらいの「日本語理解度」で、です。すると……
  • 『おいしいもの』ってことはきっと食べ物だよなあ。そんなのに目があるわけなんて普通ないし……そうか! 日本人は食べ物に目がついているかついていないかでおいしいかおいしくないかを判断していて、この言葉は『おいしいものには目が付いていない』という意味なんだ!!……ってわけないよなあ。まったくわからん……
  • 「夫婦喧嘩は」とあるから、これが主語。述語は「食わない」(※注)。ってことは、「喧嘩している間の夫婦は犬を食べない」という意味になるのかなあ。中国人は犬を食べると聞いたことあるが、そうかー、日本人も犬を食べるんだ。そういえば中国人と日本人見分けつかないもんなー。なるほど。それで、きっと犬はめでたいときか何かに食べることになっているから、喧嘩しているときなんかには食べないんだな。
  • そうか、日本人は巻き舌は出来ないけど、おへそを曲げることは出来るのか〜、ううむ神秘の国だのう
と、このように奇怪な習慣と特性を持つ民族のできあがり〜。

逆に、日本人がイタリア語を読むときにも同じ事が起きているはず。「直訳」したら意味不明な文章になってしまった経験、あるでしょ?
ここでは、そんなイタリア語の表現を集めて、イタリア語をついつい楽しんでしまいましょう!
なお、出典は基本的に全て「小学館 伊和中辞典」に寄っております。

イタリア語 直訳 本当の意味は……
Mosca! ハエ!
avere la pelle d'oca (皮膚が)ガチョウの皮である
auto civetta フクロウ車
ballare come un orso 熊のように踊る
pelare l'orso 熊の毛をむしる
ingoiare il rospo ヒキガエルをガツガツたいらげる
lupo di mare 海の狼
cavallo di battaglia 合戦の馬
avere le tasche vuote 空っぽのポケットを持っている
starsene con le mani in tasca ポケットに手を入れてじっとしている
avere le lacrime in tasca ポケットに涙を持っている


(※注:本当の主語は「犬も」です)